2023年9月14日木曜日

テレキャスターという存在 - The existence of a Telecaster

2023年9月号のギターマガジンはテレキャスター特集。

私も本家Fender社製ではありませんが、1本(!?)持っています。

今回はそのギターに関することと、今月号のギターマガジンに対する率直な感想などをお話ししようと思います。

一度は考えた別れ

私の持っているテレキャスターを簡単に紹介しますと

  • メーカー:フジゲン
  • 型番:NCTL-10 ASH VNT
  • ボディー:ライトウェイト・アッシュ 1P(単板!)
  • ネック:メイプル FGN ソフトVシェイプ
  • 指板:メイプル(コンパウンド・ラディウス)

過去のこちらのブログでも書いているように色々と手を加えた結果、本当にいい音が出るようになりました。
ある意味、テレキャスターらしくない艶っぽい音。

例えるなら

酸いも甘いも噛み分けた50代のマダムのような

音色。
※どんな例えだ(笑)。

でもモディファイ後は手にする回数も減っていました。

理由はネック。
フジゲン社のソフトVシェイプがどうにも慣れない。
そもそもプレイングフォームがちゃんとしておらず、しかも手が小さめの私にとってこの太めのシェープは弾き辛いことこの上なしでした(涙)。

「弾かずに持っているのはもったいないなぁ」「買った値段くらいでは売れるかなぁ」と、ずっと手放すことを考えていました。

でも、なぜか決心がつかなかったんですよね。
”腐れ縁”とでもいうか・・・。

そうこうしている内に二つのことが起こって。

アッシュ材問題

一つはこれ。

外来種の害虫と洪水によって北米のアッシュ林がほぼ全滅し、将来的にアッシュ材のギターが製造出来なくなるということが起きました。
既に数年前からフェンダー社のレギュラーラインからはアッシュ材を使った製品は消えており、他のメーカーでも良質のアッシュ材を使ったギターは除々にライナップから消えています。

よくよく見るとこいつのボディーはアッシュ材の1P(単板)。
貴重じゃないですかぁ。

財産じゃないですかぁ(笑)

と、貧乏性の私は思ったわけです。

ギター虎の穴

もう一つがこいつ。

詳しいことは次回以降に書きますが、昨年の暮れくらいから泥酔していない時(笑)以外はほぼ毎日ギターを弾いています。

平日は寝る前に30分から1時間。
休日は下手をすると土日二日間ずっと部屋に籠もって弾いていることも(笑)。

そうして半年以上たって少しづつ上達し始め、久しぶりに手にとって弾いてみると

おや!?いいじゃん!

あれだけ苦手だったネックが嘘のように手に馴染みます。
そうです、ネックが悪いわけではなく、私の腕が悪かった(笑)。

今は「手放さず本当に良かったなぁ」と手にする毎日です。

ギター・マガジン 2023年9月号について

冒頭に書いたように今月号はテレキャスターの特集でしたが、最初に読んだ感想を正直に言っちゃいます。

期待外れ!(涙)

杓子定規にいうとテレキャスターは本家フェンダー社製のみを指します。

それ以外のメーカーのテレキャスターは俗にいう”テレキャスターのコピーモデル”ですから、「それらは対象外」は分からなくもないですが・・・現実は本家以外にも(本家よりも)素晴らしいコピーモデルがたくさんあって、使用しているアーティストも多いんですよね。
※この本に出てくるアーティストの中にも、今は他メーカーのコピーモデルや、自身のシグネチャーモデル愛用している人もいます。

読者にしてみたらそっちの方が興味があると思うんだよなぁ。
本家の特集なんか過去にも飽きるほどやっているし、専門の書籍も多数出版されているし。

正直、お腹いっぱい

あと、登場するギタリストもどこの層(年齢、ジャンル)をターゲットにしたんでしょうかねぇ?
なんとなくですが、テレキャスターを持っている(決してよく使っているではなく)ギタリストに当たりまくって、応じてくれたのがこの人たちだったって感がありありで・・・。

各人のインタービューも、”愛機の鳴らし方”ってサブタイトルの割には「塗装をリフィニッシュした」とか音に関係ない話が多かったし(笑)。

他の記事も含めて

Fender社に忖度した号〜

だったかなと(笑)。

ということで、テレキャスターの話は次回も続きます~。

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