2018年8月12日日曜日

テレキャスター・モディファイ・プロジェクトその2 - My Guitar modify plan2.

「テレキャスター改造計画」改め「テレキャスター・モディファイ・プロジェクト」のパーツが全て集まったので、プロジェクトの概要を紹介します。
※プロジェクトは大袈裟でしたね。ちょっとのはんだ付けとねじ止めで終わりなので(笑)。

ベースとなるギターはFGN(フジゲン)製のテレキャスタータイプでオリジナルの仕様は以下のとおりですが、青字が既に交換したもの、赤字が今回交換するものです。

[FUJIGEN NCTL-10M/ASH ※前期型]

・Body:Light Weight Ash

・Neck:Maple V-Shape

・Fingerboard:Maple 250-350mm Compound Radius(コンパウンド・ラディウス)

・Frets:22F Medium C.F.S.(サークル・フレッティング・システム)

・Tuners:GOTOH SD91-05M-L6-Nickel
[GOTOH SD91-MG-05M-L6-Nickel](マグナムロック・ペグ)

・Bridge:FGNTP-T6B(Brass Saddles)
[MONTREUX Compensated Aluminum Tele Saddles]

・Pickup(Neck):FGN52T-HOT-F
・Pickup(Bridge):FGN52T-HOT-R

・Controls:1Volume,1Tone,3-Way Lever SW(全て国産パーツ)
→[FENDER USA 4Way Telecaster Switch]
→[CTS Custom Pot 250kA metric]※Volume
→[ALPHA Pot 250kA]※Tone
→[Mallory150 0.047uF] or [DEL RITMO Black Candy 0.047uF]※Tone Capacitor
→[XICON Styrol Capacitor 470pF]※Treble Bleed Capacitor
→[VISHAY DALE Carbon Resistor 220k]※Treble Bleed Resistor

・String Retainer:Butterfly type
→[GOTOH RG-15C Barrel type]

・Jack:NoBland
→[NEUTRIK/Rean #229]

・Jack Plate:Classic Telecaster type
→[WD MUSIC Tele Electro socket Brass-Gloss Nickel]

ちなみにNCTL-10M/ASHの前期型と後期型の違いですが、後期型は
・配線材がクロスケーブル
・ジャックプレートがプレートタイプ
です。
私のは配線材が通常のケーブルでしたし、ジャックプレートも標準タイプでした。

さて、上のリストを見ても(絶対に)良く分からないと思いますので、補足説明を。

まずスイッチですが、テレキャスター標準の3Way(3段階切り替え)ではなく、4Way(4段階切り替え)にします。
※FenderもBajaシリーズや最近のHybridシリーズで採用してますね。

通常は
[Front] - [Front+Rear(パラレル接続)] - [Rear]
というピックアップセレクトですが、4Wayだと更に

[Front+Rear(シリーズ接続)]が追加

できます。
※シリーズ接続だとハムバッカーとまではいきませんが、それなりに太い音が出るようです。

トーン用のコンデンサ(キャパシタ)ですが、フィルム・コンデンサ(マロリー150)で決めていたのですが、オイル・ペーパー・コンデンサ(DEL RITMO Black Candy)も破格の値段で手に入れられたので、どちらにするか思案中。

あと新しくトレブル・ブリード回路を追加します。
トレブル・ブリード回路はフェンダーのアメリカン・プロフェッショナルシリーズにも採用されていますが、テレキャスター特有のボリュームを絞るとハイも同時に落ちるのを防ぐものです(要はハイパスです)。
※回路といってもコンデンサー1個と抵抗1個ですが(笑)。

色々なアッセンブルメーカーからも後付け用に販売されており、それぞれのメーカによってコンデンサと抵抗の組み合わせが違います。
※ハイパスする音域(周波数)に対する設計思想の違いですね。

私はアメリカのエマーソン・カスタム社のトレブル・ブリードを参考にしてパーツを揃えました。
※コンデンサ容量と抵抗値は全く同じにし、コンデンサの種類も同じスチロールコンデンサ。

その他としては、ジャックをNEUTRIK #229に、ジャックプレートもカップ型のねじ止め式に、1、2弦のテンションを稼いでいるストリング・リテーナーも一般的なカモメ型から樽型に交換します。

最後に配線材は密かに評判の良い、オヤイデ電気オリジナルの3398-22に。

来週末には作業をする予定ですので、次回はモディファイ前後の音の違いなどをお聞きいただこうかなと思います。
0 件のコメント: