今が一番楽しいんですよね~(笑)。
ところで今日はそのパーツにまつわる話で、どちらも最強と言われるCTSのポットとSwitchcraftのジャックについて。
※ポットとはボリュームのことです。
なお、すべて私の個人的な意見ですので、「まー、そんな考え方もあるよね」程度にお読みください(笑)。
CTSのポット
CTSとはChicago Telephone Supply Companyの略で、ギターやベースを弾く人にはポットで有名なアメリカの会社です。ちなみに本業はハイブリットカー用の電子部品の製造などのようです。
FenderやGibsonなどの有名メーカーが標準で採用していますし、日本のギターメーカーもローエンドモデル以外はほぼこれですね。
ネットを見ても「さすがUSA製のパーツは違う」「音が変わった」とか絶賛が多い。
しかしですよ・・・
CTSのポット製造国は台湾
なんですよ。
格安ポットといわれるAlpha社と同じ(笑)。
※工場は違うでしょうけど。
しかも最近では国産やAlpha社の製品に比べ「抵抗値の誤差が大きい」「品質のバラつきが多い」「昔に比べて品質が落ちている」などの話も。
ちなみに同じアメリカのメーカーで軽いトルクが人気のポット、Burnsも中国で製造されてます(笑)。
この辺の話は海外の楽器関連の掲示板・フォーラムでも結構話題になっていました。
ではなぜCTSが人気になったのか。
私はFenderやGibsonに採用されたことによって、高品質(音が良い)パーツと認識されたのかなと考えてます。
で、FenderやGibsonが採用した理由ですが、単純に母国(の会社の)製品だからと言われています。
※あくまでも噂の一つです。
私も過去にギターを作った際にはCTSを使いましたし、現在も所有しているアメデラのストラトもCTSですが、私のバカ耳では国産かAlphaかCTSかは聞き分けられません。
※というか、単なる可変抵抗器なので音質に影響があるとは思えない。
また操作感でも判断できません(笑)。
※Burnsだけは、回すとあの(異常な)トルクの軽さで分かるかな。
あと「CTSに変えたら音が良くなった」という話が多いですが、推測するに・・・。
多くの人は「ガリが出る」「音が途切れる」「雑音が入る」などで交換するのですが、そんな状態だとポット自身も劣化して抵抗値も狂っているはず。
それを新品に変えるわけですから、当然音は良くなるはずです。
なので
CTS=高音質ではなく新品=高音質
ではと。
Switchcraftのジャック
こちらもCTSと同様で、FenderやGibsonが採用したことで高品質と認識されたかなと。あと最も大きなポイントは、オーディオ用ではあそこまで
しっかり刺さるジャックが無かった
ってことですね。
SwitchcraftはMIL(米国国防省)規格の製品も製造しており、戦場で使うことも意識して簡単に抜けないようになっていると思われます。
それがステージ状の激しい演奏でも簡単に抜けないため人気になったのかなと。
ただし最近は、同様にしっかり刺さる他社製品もあります。
なので
CTSやSwitchcraftが最強ではない
と断言します(笑)。
ギター用のポットは国産やAlphaでも全然問題ないと考えてます。
※事実、エフェクタやアンプでCTSやSwitchcraftを使っているものは非常に少ないですし。
最後に電子部品について一言。
※一応、高校の電気科を卒業して、電気通信関係の仕事をしているので(笑)。
コンデンサーや抵抗などの電子部品は、電気が流れることで徐々に変化・劣化します。
あとポットなどの可変抵抗器は可動部分があり、しかも可動することで接触部分が摩耗するので劣化が顕著です。
ギターのトーンコントロール部分はポット(抵抗)とコンデンサーを組み合わせたフィルター回路になっており、抵抗値と容量値の組み合わせでカットや通過する音域(周波数)が決まります。
なので劣化する(値が変わる)とこの音域が変わります。
音が悪くなったとか調子が悪いと感じたら、迷わず部品交換をしましょう!
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