先の見えない新型コロナ肺炎の拡大。
そのため「不要不急の外出の自粛」ということで家にいる時間が多い今日この頃。
その時間を使って傷んでいたヘッドホンを修理しました。
モノはTechnics(Panasonic)の
RP-DJ1200
今から20年くらい前に購入したもの。
当時は「DJ全員が使っている」と言われるほどの名機で、私も“なんちゃってDJ”だったので使用していました(笑)。
実はこの前にも同じものを使っていて、故障したので新品を再度購入したほどのお気に入り。
ちなみに今でも中古の綺麗なものは、かなりの高値で取引されています。
故障箇所は
この製品に限らずヘッドホンの宿命が、イヤーパッド(耳当て)とヘッドパッド(ヘッドバンドのクッション部分)の傷みです。材質上、経年劣化でどんどんボロボロになってきます。
イヤーパッドはボロボロになりすぎて既に外したのですが、ヘッドパッドも写真のようにかなりボロボロ。
以前は交換用部品として販売もされていたのですが、当然今は売ってません。
そこで自力で修理しようと思い、ネットで調べました。
準備したもの
イヤーパッドは先に書いたように純正パーツは既にありませんが、互換パーツや他のヘッドホンでも使える共通パーツが多く売られています。私はAmazonでこの機種で実績のあるものを購入。
問題はヘッドパッド。
こちらは互換性のあるパーツは売られてません。
ネットを見ると、革の端切れを買ってきて自分で縫って作っている人がほとんど。
さすがにそこまでする気はありませんし、道具とかも揃えなきゃいけない。
そうしたら
100円ショップの手芸用合皮と接着剤で作った
というのを発見!
「これならイケる!」と早速購入し、準備完了。
手順
まずイヤーパッド。写真のように本体にある溝を拡げて中にパッドの縁を差し込み、挟んで固定します。
今回買ったパッドには溝を拡げる簡単なツールが付いていました。
作業はちょっとしたコツはいるのですが、慣れると楽。
次にヘッドパッド。
こっちは今のパッドを外して、合皮の端切れを切って巻いて接着という手順です。
まず革の部分が左右の部品の中まで入っているので、部品を外して古い革を外します。
革の下にはクッションのスポンジが入っているので、それを傷つけないように革を切って外します。
次に合皮の端切れをカットして巻くのですが、これが手こずりました。
ヘッドバンドがアーチ型になっているため、カットする形をうまく考えないと上と下とでダブつきやヨレ、シワが発生して綺麗に仕上がりません。
結局、黒色をダメにしてしまい、青色でなんとか完成。
結果
仕上がりは普通に使う分には問題がありませんが、ちょっと汚い(涙)。あと、やってて発見したのは
接着剤ではなく両面テープを使うと綺麗で簡単!
ということ。
なので、ちょっと手直しも考えています。
作業が完了したこいつで久しぶりに音楽を聴いてみましたが、着けた感触で昔の思い出が蘇りました。
「そうそう、この耳の感じ!」って(笑)。
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