前回に続いて新しい相棒の話の後編です。
不具合のあった部分をリペアーしたことで、より一層弾きやすくなりました。
今回は前回に引き続き細かな仕様などの話と共に、サウンドもお聞かせします。
こいつが来てからはほぼ毎日弾いていますが
今まで手にしたギターで一番相性が良い
と感じています。
ネック&指板
届いて最初に握って
これで弾けるの?
というくらい違和感がありました。
ネックはかなり薄く、指板もRが16インチ(405mm)と真っ平に近いため
例えて言うならシャモジを握っている感じ
普段フェンダー系やギブソン系などを弾いている方は、慣れるまでかなり弾き辛いと思います。
ちなみにナット幅は42mmと標準サイズです。
ピックアップ
ピックアップはH-S-Hというシャーベルお馴染みの構成ですが、配線が超変態的(笑)。
これは私がH-S-HのギターにハマるきっかけとなったYAMAHA YGX-121Dの配線図です。
一般的な3ピックアップの配線ですね。
そしてこれがこのギターの配線図。
非常に変わった配線です。
ネック、センター、ブリッジそれぞれの単独とネックとブリッジのコイルタップの組み合わせ。
んー、独特。
ちなみにこれは、このギターの孫ともいうべき現行のシャーベル・DK24-HSHの配線。
なんとセンターのシングルコイル・ピックアップは単独では効かず、ネックとブリッジのコイルタップとの組み合わせでのみ。
更に独特ですね(笑)。
ブリッジ
初めてのフロイド・ローズ・タイプ。
ネットで事前に調べると「チューニングが永遠に終わらない」「チョーキングの感覚が妙」などちょっと不安な情報もあったのですが、それほどでもありませんでした。
確かに構造上、どうしてもチューニングに時間がかかりますが、それでも一般的なトレモロの場合に比べて5割増くらいの作業時間でした。
また一方で、一度合わせると非常に狂いにくく、演奏前のチューニング時間が短いというメリットもあります。
リペアー内容
手元に届いた時の大きな不具合としては、
- ボリュームとトーンのガリ
- ジャックの緩み
がありました。
上の2点は新品パーツに、ついでにコンデンサーもペーパーオイル・コンデンサー(Del Ritomo Black Candy)に交換しました。
交換後ほぼ毎日弾いているので、コンデンサーのエイジングもほぼ済んだはずです。
演奏した感触
不安だったネックと指板ですが、慣れると嘘のように弾きやすい。
俺ってこんなに上手かった!?
と錯覚するぐらいです(笑)。
現行のシャーベルはもちろんアイバニーズも同じようなネックと指板ですが、テクニカル系のギタリストに人気なのがよく分かりました。
サウンドの感想
ネック側のピックアップがビンテージ系、ブリッジ側のピックアップはモダン系という味付け(特性)なのですが、ほぼその通りの出音です。
ネック側は出力が若干弱めで中域が出る感じで、ブリッジ側はハイパワーで高域が出る感じです。
ちなみにトーンはフルテン(最大)よりも、少し絞った音が好みかな。
スペシャル・コンテンツ
動画を撮影しながら弾こうとすると緊張のあまりに指が動かなくなり、「音だけにしようか」とも思いましたがなんとか動画にしました。
ご覧いただくと分かりますが、緊張のために弾き始めがちょっと遅れたりなどボロボロ(涙)。
伴奏はYouTubeに膨大にアップされているギター演奏用のバッキング・トラックの中から、使用制限や権利関係が厳しくないPlayalongs Newという方のこちらの曲をバックに弾きました。
インプロビゼーション(即興)なのですが、リズム感も悪くフレーズもイマイチなので、本当におまけと思って聴いていただけるとありがたいです(笑)。
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