前回に引き続き5/3、5/4の二日間に渡って行われた「Kiba Stock 2023」のレポートです。
両日共に晴天に恵まれて、絶好の野外ライブ日和でした。
夏場の野外ライブでは熱中症対策はもちろんですが、私の場合は
日焼け対策
も重要。
ですが我が家の日焼け止めがちょうど切れていて・・・。
暑い中、我慢して長袖を羽織っていたのですが、流石に手までは隠れず軽い火傷状態に(涙)。
なんとなくですが、ここ数年で紫外線が強くなっている気がしませんかねぇ。
これも環境破壊が原因かなぁ。
2日目
前回同様、バンドの出演順に私の観た感想を簡単に書いていきます。
[第一コンバット]
曲はシニカルな詞が特徴のオリジナルのロック。
コミカルなタイトルの曲ばかりですが、世相や国際問題などを題材にした歌詞は意外にも「上手く書くなぁ」って感心しました。
しかも歌のネタに合わせて、注文していたウーバーイーツをステージに届けさせるという演出まであって盛り上がっていました(笑)。
[とりあえづ]
曲はビートルズのカバー。
ここで衝撃の再会が!
メインボーカルの方のギターが、私も以前所有していたリッケンバッカーの650D。
日本で販売された数がかなり少ないのでちょっとビックリ(笑)。
[RAD 3]
曲は英語のオリジナルのロック。
3ピースバンドですが、メンバーの少なさを感じさせない演奏でした。
そういえばベーシストの弾き方や仕草がビリー・シーンにそっくり(笑)。
[カナコリアス]
まず始めに言っておきます。
個人的に
今回のベストアクト!
です。
曲は歌謡ロックのカバー。
「歌謡ロックってなに?」と思いますよね。
パッと思いつくのはロック調の歌謡曲、例えば相川七瀬さんとかアン・ルイスさんとかの曲かなと思いますが、違うんですよね。
MCでも「歌謡とロックどちらもやるんです」と言っていましたが、聴いて理解できました。
ロックと歌謡曲のマッシュアップ
なんですよ、これが(驚)。
一曲目なんかワイルド・チェリーの「プレイ・ザット・ファンキー・ミュージック」のあの印象的なイントロが始まり「お!」って思ったら、歌い始めたのがモーニング娘の「LOVEマシーン」ですよ(笑)。
その後もジミー・ヘンドリックスの「ヴードゥー・チャイルド」のイントロからの美空ひばりさん「リンゴ追分」、ディープ・パープル「バーン」からのザ・スパイダース「バン・バン・バン」。
要は1曲の中で歌謡曲とロックを違和感なく行ったり来たりして演奏するというスゴ技。
「リンゴ追分」のソロ部分でジミヘンのフレーズが出てくるって(笑)。
アレンジ力にほんと脱帽でした。
一歩間違うと単なるイロモノで終わりますが、ボーカルの圧倒的な歌唱力と見かけ(失礼)に反した凄腕ギタリスト他のバンドの演奏力によりパフォーマンスとして完全に成り立っていました。
ちなみに後で知ったのですが、このバンドは都内のアマチュアバンドの中でも人気だそうで、私も真剣に次回10月のライブに行こうと考えています。
[The Honky Tonks]
曲はローリング・ストーンズのカバー。
キーボード、サックス、女性コーラスがいて、オリジナルよりもグルーブ感のある演奏をして盛り上がっていました。
ボーカルの動きもミック・ジャガーにそっくりでダンスもバッチリ。
途中から女性ダンサーも加わって「ミス・ユー」ではダンスタイムに。
そして途中でベーシストが急にお腹が痛くなるという茶番(笑)がスタート。
ボーカルが「誰かベースを弾ける方はいませんか~!?」というと、袖から一人の男性が「そこを歩いていた者ですが・・・」と現れ・・・。
ボーカル「ベース弾けるんですか?」。
男性「ええ、一応」。
ボーカル「お願いします!」。
男性「はい」。
※私もその男性に見覚えがあって「あれ?誰だっけなぁ?」と考えていたのですが
ボーカル「お名前は?」。
男性「えー、山下達郎です。いや、伊藤といいます(笑)」。
あ~伊藤広規さんだぁ!(驚)。
山下達郎さんの専任ベーシストでバンマス、ギターマン・プロジェクトのバンマス、そして色々なアーティストのプロデュースもされているベース界の重鎮で、私も生で5回くらい観たことがあるお方。
「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」でのベースプレイは「やっぱりプロは違うなぁ」と思っちゃいました。
[パン☆ダサイダー]
曲はRCサクセションのカバーとオリジナル。
キーボーディストは鍵盤ハーモニカ(メロディオン)で激しいパフォーマンスも。
オリジナル曲はいわゆるコミックソング的な内容ですが、観客を巻き込んで振り付けをするなどMC含めてショーマンシップに溢れていたバンドでした。
[PHANTOM NUTS]
曲はTHE MODSのカバー。
メンバーは元々PTAのお父さん同士で、結成して17年だとか(驚)。
[Layar of Generation]
曲は60年代、70年代のロックのカバー。
3ピースバンドで、ベーシストがボーカルという珍しい形態。
ドラマーも外人さんで、メンバーはNYで知り合ったとか。
聴いていて思ったのは、ギタリストが熟練っていう感じと凄く場馴れしているなぁと。
ギターが一本とは思えない音の厚みで、リズムとリードを一人で同時にやっているかと錯覚するくらい。
あとで調べたら、ギタリストの方は海外でも活躍されている凄い人でした(驚)。
[Rodeo Moon]
曲はカントリー・ロック、アメリカン・ロックのカバー。
アコギの女性ボーカルとスチールギターをフューチャーしたバンド。
ちょうど日が西に傾き始めた頃で、スチールギターの音色の気持ちの良いこと!
ベーシストがなんと70歳オーバーでスチールギタリストも70歳手前とか。
でもそんなことを微塵も感じさせない演奏でした。
フリートウッド・マックの曲も2曲(ドリームス、リアノン)演奏しましたが、ボーカルの声が若い頃のスティーヴィー・ニックスにかなり似ていて、会場からも「スティーヴィー!」と声援が飛んでいました(笑)。
ちょっとハードなカントリーナンバーでは少し歪ませたスチールギターでソロを。
いやぁ、ホント良かった。
[AERIEL]
曲はオリジナルのポップス。
アコギとドラマーのデュオですが、今回はサポートベーシストとしてなんと安全地帯のリーダーでベーシストの六土開正さんが登場!
※六土さんは私と地元が同じです。
いやぁ、嬉しかったなぁ。
残り1バンドを残して、気持ちよく帰宅しました。
思ったこと
実は今回、色々と思ったことがあります。
辛辣な内容も書きますが、決して木場ストックを批判している訳ではありませんので。
- 観客のマナー
- 江東区は本当に支援しているのか
- 運営のあり方
一日目のレポートにも書きましたが、会場ではアルコール含めて飲食は自由です。
なので中にはほとんど音楽を聴いておらず、大量の酒を持ち寄って車座になって宴会状態のグループがいくつか見られました。
演奏を聴いている人が周りにいてもお構いなしに大声で話をしている。
※「うるさい!」と怒鳴る人もいたくらいで。
こういう人たちに対して何らかのアクション(排除するのではない)をしないと、純粋に音楽を楽しみたいという人たちが離れていくのではないかな。
前回は当時の区長が、今回は地元選出の元都議が挨拶に来て共に「区は支援している」と言っていましたが本当なのかなと思いました。
司会の方も「今回は急遽、食べ物の屋台の出店が出来なくなった」「今回は場所を広く借りられなかった」言っていました。
観覧席の後ろには大きな広場があり、そこが借りられれば先に言った宴会をやる人たちにそちらで好きにやってもらうってことも出来たのではと。
※当日、広場ではなにもイベント等はやっていなかったです。
実は色々と書いていましたが、消しました(笑) 。
最後に
公共の場所でイベントをやるのはもの凄い労力が必要だと思います。
運営された方々には本当に感謝します(礼)。
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