2022年10月8日土曜日

YGX121Dを一人前に仕立てる - Modified my YAMAHA YGX121D

以前に紹介したギター、YAMAHAのYGX-121D。

購入後、一週間に一度は弾いて手に馴染ませてきました。

軽くて弾きやすく、ストラップで肩に掛けてもバランスが良いヤツなのですが、音とパーツに不満がありました。
薄っぺらい音と特にノイズ。

今回、一人前”に仕立てるべく改造をしました。

ちなみに事前に改造用パーツは用意しておいたので、サクッと完了でした。

改造メニュー

手を加えたのは次の8点です。

1-キャビティー内のシールディング
2-ボリュームとトーンのポット交換
3-ジャックの交換
4-ストリング・テンショナーの交換
5-スイッチの交換
6-コンデンサの交換
7-ナットの交換
8-サドルの交換

1-キャビティー内のシールディング

キャビティー内の工作は非常に綺麗なんですが、写真のとおりノイズ処理がまったくされていません。

まーこのギターが特に酷いわけではなく、入門用のギターはほぼこんな感じですね。

そこで私の持っている他のギターと同じく

銅箔テープのシールディング

を施しました。

キャビティー内のシールディング方法としては「導電塗料を塗る」という方法もありますが、手間(乾燥や二度塗り)やコスト対効果を考え、私はもっぱらこの方法です。
銅箔テープ自体もAmazonで600円くらいで簡単に手に入りますし。

ちなみに裏蓋もちゃんと銅箔テープを貼りました。
もちろん導通確認とアースもちゃんととっています。

2-ボリュームとトーンのポット交換

オリジナルのポットは直径が16mmの小さいやつでした。

これって一般的にはエフェクターとか小型アンプなどに使われるやつで、ギターに使っているのは初めて目にしました(驚)。
どうもコストカットのために最近の入門用ギターでは多く使われているみたいですが、ここまで来たかと複雑な気持ちです・・・。

つまみを回した感じも変に軽くて違和感があったのと、古い電気部品は劣化しているので基本的に交換です。

今回は

信頼と実績のAlpha社製の24mmポット

に交換です(笑)。

ちなみに電気部品の容量とか規格値は配線図や実測して確認し、オリジナルから変更しません。

3-ジャックの交換

ジャックもこれまた写真のとおり、エフェクターによく使われる箱型のものでした。

これも差し込みが緩くなっていたので、

Neutrik社製のモノラルジャック

へ交換です。
んー安心の刺し心地(笑)。

4-ストリング・テンショナーの交換

オリジナルは一般的なカモメ型だったのですが、樽型に変更しました。

「変えて何か変化はあるのか?」と問われると微妙ですが、トレモロアームを使った時の狂いが若干改善されるかなという正直「プラシーボ効果」です(笑)。

300円で得られる満足感!

5-スイッチの交換

オリジナルは入門用から下手をすると中級用まで使われている、Alpha社製の白いプラスチック製のやつでした。

これはこれで悪くはないのですが、劣化している恐れがあるので新品に交換しました。

実はスイッチも年月が経って接点が汚れたり擦り減ったりすると

完全導通せず抵抗が発生

します。

私も実際に経験していますが、こうなると

出力減少や音質変化

が発生します。

今回はヘビーデューティー仕様の

がっちり密閉されたスイッチ

に交換しました。

6-コンデンサの交換

オリジナルは、安ギターによくある緑色の小さなフィルム・コンデンサでした。
※一個50円くらいのやつ。

音質はもちろんですが、当然劣化していると思うので交換です。
ブツは泣く子も黙る(笑)

東一 TONE FACTORY Vitamin-Q

ペーパーオイル・コンデンサです。

今や入手困難ですが、以前に数百円で購入していた手持ちがあったので活用。
ちなみに「Vitamin-Q」とは、使用されているオイルの名称です。

7-ナットの交換

オリジナルのナットは素材がユリア樹脂(尿素プラスチック)です。

この素材のナットは、YAMAHAのギターでは入門用から中級用くらいまでにしようされていて、それほど悪いものではありません。
一般的な安ギターで使われている「本当のプラスチック」のナットではないので。

ただ個人的にはTASQ(人工象牙)素材のナットに信頼を置いているので、交換することにしました。

TASQナットは、YAMAHAのPacificaの中級用以上のギターに標準で使われていて、なんと

Pacifica用が普通に買える

のです。

PacificaのネックとこのYGXのネックは、ヘッドの形状こそ違いますがほぼ互換性があってナットの幅も一緒。

写真でわかると思いますが、上のオリジナルと下のTASQはサイズ・形状がほぼ同じです。

結果として

Pacifica用TASQナットをポン付け

出来ました。

8-サドルの交換

最後はサドルの交換です。

オリジナルは弦ピッチ10.5mmの合金製ベントタイプ(折り曲げ形)でしたが、これを同じ弦ピッチの

ブラス製ブロックタイプ(箱型に削り出し形)

に交換しました。


重さが倍くらい違いますのでサスティーンの伸びも期待です。
また弦溝もついているので、弾いている際の弦間の狂いもほぼありません。

音の変化と感想

これだけ変えたら当然音は変わります。いや、良くも悪くも変わってもらわないと困りますね。

その前に一つだけ。
ペーパーオイル・コンデンサはエイジングが必要で、一か月くらい弾かないと本来の音が出てきませんが、それを加味しても思いどおりの音になってくれました。

特にトーンを5くらいまで下げたクリア・サウンドは、フロントは甘くジャジー、リアはちょっとピッキングアタックの音が強めな甘い音で非常に気持ち良いです。
またトーンをフル10にしたリアピックアップの音はクリアだとちょっと耳障りなのですが、歪ませると粒立ちのあるロック向きの音が出ます。

読んでいただくと手間とコストが掛ったように思われるかもしれませんが、一つ一つのパーツは安いですし手間も基本は外して付けるだけですのでそれほどではありません。

現在、このギターを使って次の曲を製作中です。
近々Goodな音をお聴かせできるかなぁ。

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