ロッドドライヤーとは、釣り竿にガイドを接着する際に塗布した塗料をキレイに乾かすための道具で、塗料が垂れて偏ったまま固まらないようにモーターを使って釣り竿をゆっくり回すものです。
これが無くても釣り竿を作ることは可能ですが、有ると無いとでは仕上げに大きな差が出ます。
もちろん市販品もありますが、手軽に自作も出来るので自分の使いやすい様に作ることが可能。
なので、自作している方も多いです。
必要なパーツ
今回使用した主なパーツは写真にある- シンクロナスモーター
- ロッドチャック
- ACスイッチ
- ACコード
- フェルト
- 木工用単板
- 金属製のブックスタンド
他にはネジや釘、木工用ボンドなども。
シンクロナスモーターはAmazonなどで簡単に手に入ります。
しかも中国製なので格安。
このモーターの入手のしやすさが、ロッドドライヤーを自作される方が多い理由だと思います。
あとロッドチャック(釣り竿を挟むもの)も専用品がAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどで手に入ります。
富士工業のロッドドライヤーに使われているパーツで、このチャック部分だけでも単品売りされています。
フェルトは100円ショップで買った物。
あとはAC電動モーターなので、スイッチとコードやACの差し込みなど。
これらもホームセンターなどで簡単に手に入りますね。
木工用単板もホームセンターで購入できますが、問題は加工。
ロッドドライヤーを自作する上での一番の問題は
加工が面倒
ということです。
まずは加工
まずは木工からです。自分で道具があって自力で出来るという方には簡単な作業だと思います。
そうでない方はホームセンターなどの加工サービスを利用すると便利です。
私も加工サービスを利用しました。
なお加工サービスに関する話は次回にでも詳しく書きます。
写真のようにV字形に切り抜いたものを数枚用意します。
ここはロッドを乗せる部分です。
ちなみにこの角度はお好みで(笑)。
次にモーターを取り付ける部分の穴あけです。
今回は結果として金属製のブックスタンドを使用しましたが、実は最初はV字に切り抜いたものと同じ単板を使用しました。
しかしモーターの軸が短いため、穴あけをして取り付けると(単板の厚さのせいで)ほとんど先端にチャックが取り付けられなくなり、急遽100円ショップで金属製のブックスタンドを購入して使うことに。
ここからドリル片手に格闘が・・・
スチール製のブックエンドにドリルで穴を空けるのは、小さめの穴はそれほど苦にならなかったのですが、モーターの軸用の穴が難敵。
約10mの穴だったのですが、ドリルの刃では6mmが限界で、そこからはリーマーでグリグリと力業。
そうしてようやく穴あけ完了。
とりあえず加工はここまでです。
ここまで来ると峠は越えました(笑)。
組み立て
まずV字形の切り抜き部分にフェルトを貼ります。このV字形の切り抜き部分に竿を乗せますが、このままでは竿が回転した時に傷が付く恐れがあるためです。
今回は手元にあった裏がシール状になっているフェルトを使用しました。
次はこれに土台を付けます。
木工用ボンドで接着後、念のために釘も打ちました。
次にモーターをブックエンドにネジで取り付け。
その後、電動モーターのリード線にスイッチと電源コードを取り付けて作業完了。
コンセントに刺してスイッチを入れて、無事に回転すれば完成。
最後にチャックを付けて竿を取り付けてみて全体を最終確認。
最後に
作ってみるわかりますが、作成自体はそれほど難しくはありません。最初の段階の加工がちょっと面倒ですが、ホームセンターなどの加工サービスを利用するとかなり楽です。
売られているもので、作れないものはない!
これで安心して次の工程、ガイド取り付けとコーティングに進めます。
[記事内で紹介した商品]
シンクロナスモーター(5/6rpm)MTY18-406-0002 |
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