2019年9月14日土曜日

すみだストリートジャズフェスティバルに思うこと - What I think about the Sumida Jazz Fes.

先日、二回に渡って今年の「すみだストリートジャズフェスティバル」の感想を書きましたが、今回はこのフェスに三年連続で参加しての雑感を。

少々勝手なことも書きますが、このフェスを愛する者からの素直な意見として捉えてください。
お願いします。

感謝

まず、このフェスの主催者ならびに関係者、ボランティアスタッフ、出店・出展の関係者、そして出演された多くのアーティストの皆さんに本当に感謝します。

世の中的に

錦糸町は怖い街

と見られていると思います。
私のイメージもそうでした。

でもこのフェスのおかげで、すごく変わったと思います。
今や

錦糸町は音楽の街

というイメージが定着しつつあります。

これだけの規模のフェスを10年続けて、しかも無料で開催するのは本当に本当に大変ですね。

費用のことはもちろん、ボランティアスタッフなどの人集めや出演してくれるアーティスト探しなどは、声をかけて簡単に集まるもんではないです。
主催されている方々に人間的魅力があって、そして強い信頼関係が築けない限り無理だと思います。

本当に頭が下がります。

このフェスのジャンル

私が観た昨年、一昨年はロックやブルース系のアーティストも参加していました。
ところが今年はほとんどいませんでした。

このフェスは「ジャズフェスティバル」と銘打っている以上、ロックやブルースなどの他のジャンルが対象にならないのは当たり前。
しかし・・・

今年の出演者はみんなジャズってジャンルなの?

と思うことも。

ジャズと言っても多くのカテゴリーがあるのは知っています。
デキシーランドジャズ、ニューオリンズジャズ、スイングジャズ、ビッグバンドジャズ、ビバップ、、スムースジャズ、クロスオーバー、フュージョン、アシッドジャズ、ジャズロック、ジャズファンク・・・。
まだまだあるので書ききれません(笑)。

でも今年の出演者を見ると明らかに「これジャズじゃないでしょ・・・」というアーティスト
も。
主催者側が「これはジャズだ!」と認めたなら別に良いですけどなんか違和感が。
※個人的には*ダンスとかは違和感アリアリでした。

今後はノンジャンルのミュージックフェスにするか、ストレートなジャズフェスを目指すか。
どちらにしてもキチンした線引きをしないと、聴く側も出る側も減っていきそうな気がします。

規模とこれからの方向

もう一つは規模の拡大と今後です。

三年前に比べて来場者が増えて規模も大きくなっていると思います。
これは毎年来ている友人も言っていました。

お陰で音楽フェスというよりも「墨田区のお祭り」「錦糸公園のお祭り」感が強くなった気がします。
特に音楽と関係ない公共団体の展示や体験コーナー、子供向けの出店などが目立つようになり。

協賛企業として協力してもらっているのかも知れませんが、本来の姿がボヤけては

音楽ファンの足が遠のく

のと

演奏が「お祭りの演し物」的扱いになる

のではと。
これでは本末転倒ですよね。

私が見ていた限り、錦糸公園内の家族連れには演奏を聴いていない、ステージを観ていない方も結構いました。

私は家族連れを全く否定しません。
小さい頃から生の音楽に触れることは、凄く大事だと思いますから。
なので家族連れも楽しめるフェスを目指しているのであれば、「あるべき姿」を見定めて進めた方が良いかなと。

これからに期待すること

色々と勝手なことを書きましたが、私は

このフェスが大好き

です。
都会の街中に音楽が溢れる、日本にはあまりない素敵なフェスだと思っています。

このフェスのおかげで、それまで知らなかった素晴らしいアーティスト達と巡り会うことが出来ました。
なのでこれからも、素晴らしい音楽を作っているけどあまり知られていない方たちを、どんどん出演させて欲しいと思います。

私も多くの音楽ファン、ジャズファンに足を運んでもらえるよう宣伝しますので。
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