今回の三連休で、残っていた電装部分について改造を実施しました。
ちなみに迷っていたコンデンサは、Vitamin-Qオイルを使ったペーパーオイルコンデンサの「Black Candy」を採用。
あとは予定していたプランを最終的に一部変更することにしました。
なので残念ながら
今回で作業が完了しませんでした
その理由も詳しく書きます。
ではオペ(笑)の模様を写真多めでお送りします。
全体的な作業はそれほど難しくなく、そこそこの工具とハンダ付けが出来れば問題無くできます。
作業効率と仕上げを考えると、工具はある程度の品質のものがあった方が良いです。
よく切れるニッパーやワイヤーの被覆を剥くワイヤーストリッパー、ハンダ吸取り器など。
真っ先にトレブル・ブリード回路を作っておきます。
コンデンサと抵抗を合体させてハンダ付けして、写真のような感じにします。
まー、ハンダ付けのウォーミングアップって感じで、チャチャっと済ませます(笑)。
では本格的に作業開始。
事前にボディーに傷が付かない様に周りにマスキングテープを貼ります。
コントロールパネルを外しますが、オリジナルのパーツは写真のとおり。
スイッチは安価なクローズドタイプでポットは国産、コンデンサも安価なフィルムコンデンサでした。
キャビティー内は導電塗料が塗られていて、ちゃんとラグでアースも取られていました。
まずは今のパーツを全て外します。
外し終わったら、ポットとスイッチを取り付けます。
次に回路図を見ながら、コンデンサとトレブル・ブリード回路をハンダ付けし、そしてワイヤーで配線していきます。
今回はFenderのスイッチを使って4Way化しますが、回路図は付属していましたので、これに沿って配線します。
なお、ネット上にも多数の回路図があるのでそちらを探してもOK。
コントロールパネルの配線が完了したら、いよいよギター本体との接続です。
今回はジャックプレートとジャックも交換するので、先にそちらを仕上げます。
ジャックプレートはねじ止めなので事前にドリルで穴をあけようと準備をしていましたが、その必要はなく普通にドライバーだけでねじ止めが出来ました。
さていよいよピックアップからのワイヤーやジャックからのワイヤー、ボディーアースのワイヤーなどを回路図どおりに配線です。
これはコントロールパネルをボディー上に置きながらのハンダ付けは慣れないと難しいかもしれません。
すべてが完了したら、この段階で音出しですね。
多少のノイズがあっても、コントロールパネルをちゃんと取り付けるとかなり減少します。
ちゃんと音が出て、スイッチの切り替えで音が変わることだけを確認します。
問題がなければ、コントロールパネルをボディーに戻してノブを取り付けて作業終了。
ここで再度アンプに繋いで音を確認。
ノイズはほとんど気にならないと思います。
で、最終的に私の場合は問題が発生。
それは4Way化の目的であった
シリーズ接続のフロント+リアの音が気に入らない!
気に入らないというより、パラレルの音とそれほど変わらないというのが正しいかも。
パラレルの音を少しボリュームアップしてほんの少し肉付けした感じ。
んー、もう少し太い音が出るイメージだったんだけどなぁ・・・。
ただし、この件はネット上でも「フロントピックアップとリアピックアップの相性がある」「ひどい音になった」などの情報があったので、実は想定内(笑)。
それ以外の
フロント、フロント+リア(パラレル接続)、リアの音は大満足
です。
ほんとにビックリするくらい音が変わりました。
特にフロント+リアの音は抜群!
ただしこれからエイジングが進むので音が変わりますし、特にペーパーオイルコンデンサーは100時間必要とか、三か月間は音が変わり続けたという人もいますので、まだまだ音が落ち着かないと思います。
で、今回シリーズ接続をするために4Way化しましたが、音がイマイチなシリーズ接続をやめて
通常の3Way化に戻す
ことにして、速攻で3Wayスイッチを買い直しました(笑)。
二回目のオペは今週末の予定です。
あと4Way化に興味のある方に注意点を。
シリーズ接続にはフロントピックアップとリアピックアップの相性・特性がありますので、過度の期待はしない方が良い
4Wayスイッチはコントロールプレートによっては完全に切り替わりません
4Wayスイッチは3Wayスイッチよりも若干、レバーの倒れる角度が深いです。
なので、スイッチレバー用の切込み次第ではレバーが完全に倒れず、ポジション1やポジション4が接続不良になります。
次回は3Wayスイッチに戻した状況と改造前後の音の比較を紹介します~。
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