今回初めて参加したのですが、錦糸町のいたる所から音楽が聞こえ、無料で素晴らしいライブが見られる。
ほんと夢のような時間でした。
このイベントの素晴らしいのは、ジャズフェスティバルといってますがゴリゴリのジャズだけでなくブルースやラテン、ソウル、スカなど幅広いジャンルを対象にしていること。
普段あまり触れる機会がない音楽に、しかも生で観て、聴けるのは本当に素晴らしい!
あと場所が錦糸町周辺をメインにしていること。
錦糸町ですよ!?
これが渋谷とか下北沢、吉祥寺とかいうなら分かりますが、土日は馬券を買い求める方が大挙押し寄せ、朝から酔っ払いがウロウロしている街、錦糸町ですよ!?(笑)
錦糸町をご存知の方ならお分かりになると思いますが、正直ジャズというよりも演歌が似合う街です(駅前に有名な演歌専門のレコード店もありますね)。
でも錦糸町でやったからこそ色々な風景が見えました。
尻ポケットに競馬新聞を突っ込んだ60過ぎくらいのおじさんが、ファンキーな曲に体を揺らしノリノリで手拍子を打っていたこと。
あと、投げ銭箱のところに(失礼ながら音楽には無縁そうな)競馬新聞片手のおじさんがヨロヨロと来て、ポケットから小銭を出して入れたこと。
これらの光景を見て思ったのは、馬券を買いに来ているおじさん達も若い頃には音楽やダンスを楽しんだ人も多いんだろうなと。
多くの音楽フェスでは縦ノリ系のロックがメインで、今回のような管楽器やインストゥルメンタルなものはあまり出演しません。
テレビの音楽番組もそうですね。
日本は海外に比べて音楽の多様性が豊かとは思えません。
アメリカなどではロックはもとよりブルースやジャズ、カントリー、ソウルの世界にも毎年新しいアーティストが出てきて話題になりますし、それぞれのジャンルに特化した大規模なフェスも開催されます。
一方、日本はどうかというと、「大規模フェス=ロック」(最近ではEDMもありますが)で、ジャズというと「おじさんの聴く音楽」「難しい音楽」ってイメージがあるような気がします。
演歌や民謡なんかは言わずもがなですね。
そういう意味でもこのフェスティバルは、今の方向でずっと続けて欲しいです。
さて、土曜日の夕方と日曜日丸一日、色々なバンドを観ましたが、個人的には
・RICKY WITH FSP
・ADAM at
が凄く良かったですね(シアターブルックも良かったですが、まー別格ということで)。
どちらも会場でCDを即買いして、サインまで頂いちゃいました(笑)。
まずRICKY WITH FSP(三枚目の写真です)。
最近いない感じのファンキーなグループで、ダンサーまでいるパフォーマンス集団。
こういうグループは聴くだけより、やはりライブパフォーマンスを観て一緒に踊った方が十倍楽しいです!
あとADAM atは「踊るJAZZ」で、アドレナリンが全て放出されてしまいました(笑)。
演奏はもちろんのことMCがメチャクチャ面白く、こちらもライブパフォーマンスの方が絶対楽しいです!
ビールを片手に素晴らしい音楽を聴き、見ず知らずの人たちと一緒に体を揺らし、笑顔の人たちに囲まれたひと時。
道を歩くたびに次から次と音楽が聞こえてくる二日間。
こんなことが都会の真ん中で行われたことが本当に奇跡です。
ノーギャラで出演されたアーティストの皆さん、そして裏方で支えられたボランティアスタッフの皆さん、本当にありがとうございました!
本当に感謝、感謝です!
本当に感謝、感謝です!
ちなみ、お気に入り二組の当日のパフォーマンスがYouTubeにアップされてます。
お時間のある時にぜひ観てください。
[RICKY WITH FSP]どこかに私がチラッと映ってます(笑)。
[ADAM at]短いですがMCも入ってます
ちょうどこの時期、世界中で悲しい事件が色々と起きていました。
海外の方もビール片手に盛り上がり、80歳近い高齢の女性も体を揺らし。
どこの国の人でも、どんな年代の人でも、どんな性別の人でも、どんな宗教の人でも、どんな主義・主張の人でも笑顔で楽しむ権利はあるはず。
「話し合いや政治、戦争・武力で解決できないことでも、音楽なら少しは解決できるんじゃないか」
黄昏る最後のステージを観ながら、ふと思ってしまいましたが・・・甘いですかね、考えが(笑)。
[記事内で紹介した商品]
Echo Night [ ADAM at ] |
★CD/Another Chance/Ricky with FSP/TDR-3 |
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