私が釣りの時にフライボックスや小物を入れて使っているのが小型のチェストバッグ。
12年くらい前に購入し、愛用し続けているのですが、ここ数年の釣りスタイルの変化に合わせて別なものを使うことにしました。
今まで使用していたものは
アメリカのフィッシンググッズメーカー、William Joseph社のCurrent Chest Pack。
アメリカのショップから直接購入したものでした。
薄っすらとした記憶にあるのは、当時は円高で送料含めてもかなりお安く手に入ったこと。
中には小型のフライボックス3個とリーダー数枚、フロータントが2個くらいしか入らない、本当にミニマムなバッグ。
このコンパクトさのおかげで胸の前につけてもほとんど気にならず、キャスティングや魚とのやり取りにも影響しない本当に優秀な奴でした。
このバッグを選んだ一番の理由は、ポケットの開け閉めがマグネット式なこと。
一般的なベロクロテープやファスナーじゃないので片手でも簡単に開け閉めが出来、本当に楽でした。
これを購入した頃は神奈川県の山奥にある自然渓流型の管理釣り場「丹沢ヤドリキY.G.L.スポーツフィシングエリア」に通っていた頃。
当時、ここの事務所では荷物を預かってくれていたので、必要最低限のモノだけを携えて釣りをすることが出来たのでこのバッグでも十分でした。
※食事や着替えもトートバッグやリュックに詰めて預けられたので(財布などもバッグの底の方に入れてお預け)。
買い替える理由
ところがここ数年は歳のせいで足腰も弱くなり、あのY.G.Lの川原を歩くのはちょっと・・・ってことでポンド型の管理釣り場に行くことがほとんどになり。
当然、事務所で荷物などは預かってくれず、すべてを持って水辺に行かなくてはなりません。
食事や飲み物はもちろん、レインウエアーなどの着るもの、そして財布も。
これまでは食事は買った時のコンビニ袋に入れ、レインウェアなどもそこに無理やり押し込んでいたのですが、雨が降った時などは
おにぎりがベチャベチャやー(涙)
という大変なことになりまして・・・。
そこで、すべてを詰め込んで移動できる、もう少し収納力のあるものに変えようと思った訳です。
候補
候補としては
フィッシングベスト
と
タックルベスト
でした。
ちなみに「フィッシングベストとタックルベストは何が違うの?」というと、タックルベストは基本的に左右のポケット部分を肩ベルト(サスペンダー)でぶら下げる形式のものです。
※例としてこちらをご覧ください。
購入したのは(その1)
予算と使い勝手を天秤にかけながらネットで色々と調べること数日。
色々とググっていてヒットしたのがアメリカのアウトドア系衣料メーカー、Woolrichブランドのこれ。
しかもヒットしたのが公式オンラインショップのセールのページ。
セール価格でも想定していた予算のギリだったので数分悩みましたが・・・「悩んでいる時間はない!」とポチ。
届いた実物を見てみて(二度見するほど)定価がお高いのも納得。
ものすごく丁寧な造り!
で、生地もゴアテックスのウィンドストッパー。
しかもシンプルに見えて、ポケットの数が思いのほか多く、特に背中はナップサック状になっていて使い勝手がかなり良さそうです。
購入したのは(その2)
先のタックルベストを購入して満足していたのですが、某オークションサイトを見ていたら懐かしいものを発見。
タグなしのデッドストック未使用品とのことだったので、興味本位で入札したら・・・すんなり落札(笑)。
それがこちらのコロンビアスポーツのHenry’s Fork Vest。
ちなみに昔のアングリング誌やフライ・フィッシャー誌には、創業者の娘で当時の社長だったガート・ボイルおばさんの(怖い顔をした白黒の)顔写真広告が毎号掲載されていましたね(笑)。
このベストもカート・ボイルさんのデザインがベースになっています。
憧れだったんですよねぇ、こいつ。
温故知新
この二つの製品を手にして感じたことは、どちらも機能性を上手くデザインしているなぁってことです。
特に今回購入したコロンビアスポーツのベストは1980年代中頃の製品だと思うのですが、改めて良くできているなぁと感心します。
デザイン、ポケットの配置や大きさ、形状など。
余談ですが、なぜ「1980年代中頃の製品だと思う」かというと、1980年代後半からコロンビアスポーツは「PFG」という釣りに特化したラインを開始し、それ以降は釣り関連のウェア類にはPFGと書かれた逆三角形のワッペンが付いているのですが、これにはありませんのでそれ以前の製品と推測されます。
いつからか「フィッシングベストはダサい」と思うようになっていたのですが、結局は
先人の知恵には得るべきものが多い
とフィッシングベストを着て思う、今日この頃です(笑)。







0 件のコメント:
コメントを投稿